【ThinkPad トラックポイント キーボード Ⅱ】唯一無二の特徴が最高の理由

デスクワークが中心のサラリーマンが1日中触っているものの一つがキーボードだ。

俺も例に漏れず1日中キーボードを叩いている。そして慢性的な首コリ・肩コリに苦しんでいる。だから少しでも体への負担を少なくして効率的に仕事をするために外部キーボードが必要だと思った。もちろんノートパソコンにもキーボードは付いているがやっぱり打鍵感がいまいちだったり、前かがみになってしまったりと体によくない。

それから、会社から与えられているPCのキーボードは当然日本語キーボードなのだが、俺は英語キーボードが好きというのもあって外部キーボードが欲しいと思った。好きというかもはや英語キーボードに慣れすぎて日本語キーボードだとブラインドタッチができないしミスタイプが増えるしで効率が絶望的に落ちるという問題に直面していた。

そんなわけで外部キーボードとしてThinkPad トラックポイント キーボード Ⅱを購入して使っているのでレビューしていく。

おいらーです。経営コンサルタントとして働く4年目のサラリーマン。あまりの仕事量に効率化に目覚め、仕事の効率化・家事の効率化を模索し続けている社畜。X(Twitter)やってます。

目次

ThinkPadブランドの無線キーボード

ThinkPad トラックポイント キーボード ⅡはThinkPadブランドから出ている無線キーボードだ。ThinkPadとはIBMによって開発・販売が開始されたPCで、2005年以降はLenovoに事業が売却されてLenovoが開発・販売を行っている。

つや消し黒の筐体に赤いトラックポイントをキーボードの中心に備えたデザインが特徴で、もともとIBMがタイプライターのメーカーであったこともあって、キーボードにこだわりのあるPCであった。Lenovoに事業が売却された後も携帯性が重視されるPCでありながらもキーボードのキーピッチやキーストロークなどはこだわられているようである。

そんなThinkPadブランドから出ている無線キーボードということもあってキーピッチやキーストローク、打鍵感などには期待ができるというわけだ。

ThinkPad最大の特徴「赤ポチ」

「赤ポチ」ことトラックポイント搭載

ThinkPad トラックポイント キーボード Ⅱの最大の特徴はキーボードの中央に添えられた赤いトラックポイント、いわゆる赤ポチだ。この赤いトラックポイントはカーソル操作ができるデバイスで、このトラックポイントに上下左右に軽く力を入れればカーソルが動いてマウスの代わりに使うことができる。

トラックポイントはキーボードの中央に配置されているのでこれを使えばキーボードに手を置いたホームポジションから手を動かさずにカーソル操作ができる。

トラックポイントで細かい操作をするのはおすすめできないが、ちょっとしたカーソル操作や入力位置を変えたいときに重宝する。いちいちマウスに持ち替えていては効率が落ちてしまうがトラックポイントであれば手を動かさずにカーソル操作ができるので時短できる。

トラックポイントの価値を最大化するクリックボタンも搭載

トラックポイントはカーソル位置を操作するデバイスなのでそれだけでは価値を発揮できない。クリックボタンが近くにあることで意味を持つようになる。

そのためThinkPad トラックポイント キーボード Ⅱには当然クリックボタンが搭載されている。トラックポイントを使うときはこのクリックボタンに指をかけながら操作をすることになる。

ThinkPad トラックポイント キーボード Ⅱはそんなわけでクリックボタンが搭載されているわけだが、よく考えると無線キーボードにクリックボタンが搭載されていることはほぼないので珍しい機能と言える。なんならトラックポイントと合わせて実はこのキーボードだけですべての操作ができるので稀有なキーボードと言える。

バランスの良い打鍵感

ThinkPad トラックポイント キーボード Ⅱの打鍵感は非常にバランスが良い。薄型のキーボードであるためキーはパンタグラフ式で当然メカニカル式と比べてキーストロークは1.8mmと浅いが、安物のPCのようなパカパカした安っぽい感じはない。

むしろパンタグラフ式としては気持ちの良い打鍵感で文書作成が楽しくなってくる。

また、キーピッチは19.05mmと一般的なキーピッチとなっていて、違和感を感じることはない。出先でPC付属のキーボードを使うなど複数のキーボードを使う場合においても困ることはない。

持ち歩けるサイズ感

テンキーなしの60%キーボード

ThinkPad トラックポイント キーボード Ⅱはいわゆる60%キーボードのサイズ感だ。ただ矢印キーなどは搭載されており、右下に配置されている。

一般的な60%キーボードのサイズ感であるため、タイピングがしにくいということもないし、キーボードの中ではコンパクトであるため持ち歩きもできる。

持ち歩きもできる薄型仕様だが重量には若干の難あり

ThinkPad トラックポイント キーボード Ⅱは据え置きが前提とされたようなキーストロークの深いメカニカルキーボードとは異なり、パンタグラフ式の薄型キーボードだ。

14インチのPCと重ねてもこのサイズ感だから持ち歩いたとしてもカバンの中で嵩むということもない。

一方で薄型の無線キーボードとしては516.1gと少し重い。250g程度のキーボードがある中でその2倍ほどの重さになっている。

充電式になっているからなのか剛性のためなのかはわからないがもう少し軽量化してほしいと思う。

Bluetooth・ドングル接続両方対応

ThinkPad トラックポイント キーボード ⅡはBluetooth接続とUSBドングルによる2.4GHzの接続いずれにも対応している。そのため会社用と私用PCとで接続方式を分けておけば簡単に切り替えが簡単だ。

Type-C端子での充電対応

このキーボードは充電式である。電池がなくなるたびに電池を替える手間がないため楽だ。充電の端子はType-C端子になっているのでこのキーボードのために特殊な充電環境もいらない。このあたりは考えられてると感じる。

充電がなくなってくると電源ランプが点滅するようになるのでケーブルを挿しておけばよい。充電しながら使うこともできるので突然電池がなくなって困ることもない。

電池も長持ちで毎日使っていても2、3ヶ月に1回充電するぐらいの頻度で済む点も高評価だ。

英語・日本語両キーボードをラインナップ

ThinkPad トラックポイント キーボード Ⅱは英語キーボード(USキーボード)、日本語キーボード(JISキーボード)いずれもラインナップしている。

俺は英語キーボードに慣れてしまっているので会社から貸与されたPCが日本語キーボードで絶望した。なので外部キーボードで英語キーボードにする必要があったが、日本だとUSキーボードの選択肢が意外と少ない。その点でもこのラインナップは嬉しい。

チルトスタンドが折れやすい

とても気に入っているキーボードだが、1点だけ不満がある。キーボードに角度をつけるために内蔵されているチルトスタンドがめちゃくちゃ折れやすい。

いろいろあって今使っているこのキーボードは2台目なのだが、1台目のときは両脚とも逝った。グルーガンとか使って修理して使っていたがそもそも構造が悪すぎる。どう考えてもタイピングの振動で折れそうな弱々しい構造だ。

どうやら前世代のものも折れやすかったらしく、次発売するときは絶対に改善してほしい。

現状最高の無線キーボード

重量やチルトスタンドなど若干の不満点はあるものの、やはりトラックポイントを搭載した無線キーボードは最高だ。ちょっとした操作でキーボードから手を離さなくていいのは想像以上に快適なんだ。

トラックポイントは初めて使うとなかなかうまく動かせないため使い慣れる必要があるものの、やはり一度使ってみてほしい。慣れてくると絶対に手放せなくなる。

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この記事を書いた人

東京出身。大学院卒業後、経営コンサルタントとして働く4年目のサラリーマン。あまりの仕事量に自分を守るため、生活を守るため効率化に目覚め、仕事の効率化・家事の効率化を模索し続けている社畜。サビ残が多すぎて自分の本当の残業時間はもはや分からない。

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