スマホやパソコン、タブレットなどの電子機器を普段どうやって充電しているだろうか。充電器をそれぞれ準備していては場所も取るし重たい。だからなるべくコンパクトにしたい。
リモートワークや出張があるおかげで充電器も持ち歩くことが多い俺はコンパクトさを求めてCIOのNovaPort TRIOⅡ 67Wを使っているので半年強使った使用感などをこの記事で紹介する。

おいらーです。経営コンサルタントとして働く4年目のサラリーマン。あまりの仕事量に効率化に目覚め、仕事の効率化・家事の効率化を模索し続けている社畜。X(Twitter)やってます。
とにかく小さい


CIOのNovaPort TRIOⅡ 67Wの特徴は何といってもその小ささだ。手のひらに収まるサイズである。CIO公式も「卵サイズ」と主張する小ささである。確かに卵のように手のひらに収まる。
この充電器を使う前は前モデルのNovaPort TRIO 67Wを使っていたのだが、それよりもわずかではあるもののさらに小型化している。
たったの50mm強


見ての通り最も長い部分で50mm強というサイズだ。公式で公開されているサイズは30mm x 40mm x 54mm。このサイズでありながら67Wもの出力を出せるのだから驚きである。
こんなに小さいのにプラグの収納が可能


小型の充電器だと小型である代わりにプラグが収納できないことも多い。しかしCIOのNovaPort TRIOⅡ 67Wはプラグを折りたたんで収納することが可能だ。
カバンの中でプラグが他のガジェットやパソコンなどを傷つけてしまう心配がないし、収まりもいいのでこの仕様は素晴らしい。
しかしこの折りたたみ部分の耐久性には不安がある。というのもこれを使う前に使っていた前モデルでは折りたたみ部分が破損してしまった。幸い1年の保証期間中だったので新品に交換してもらったのだが、今モデルでこの部分の耐久性が改善しているのかは今後注視したいところ。
圧倒的な軽さ


小さいと同時に圧倒的に軽いのがNovaPort TRIOⅡ 67Wの特徴だ。量ってみるとちょうど100gと圧倒的に軽い。これであれば持ち運びも全く負担にならない。
この重量で67Wの出力を実現


そしてたった100gでありながら67Wの高出力を実現している(公式の説明を見ると単ポートで最大67Wまで出るとのこと)。
67Wあればオフィスで使うような一般的なパソコンであれば普通に充電できる。パソコンの充電が少し遅くなるが同時にスマホの充電も可能だし、スマホもそれなりの速度で充電できる。
3ポート搭載しているのでこれ一つで充電は十分


ポートはUSB Type-Cが2ポート、USB Type-Aが1ポートの計3ポートである。3ポートあればパソコンもスマホも充電できるので出先で使う分には十分だ。
ポートの出力電力は自動で振り分けてくれる
複数ポート使う際の出力の振り分けはNovaIntelligenceという機能で自動でやってくれる。USB Type-Cの2ポートを使う際はMax65Wの中で接続機器に応じて自動で振り分けてくれるので使うポートを意識する必要がない。地味だが意識しなければいけないことがないというのはうれしい。
3ポートすべて使う際は端のUSB Type-Cが45W、残りの2ポートが合わせて15Wまでといった感じでいくつか制限パターンがあるようだが、普段使いで意識することはないと思う。そもそも3ポート使わなければいけないタイミングがそんなにないので基本的にUSB Type-Cの2ポートを使っている。
複数ポート使用時の瞬断がない
複数ポート搭載の充電器を使ったことがある人なら経験があると思うが、多くの場合複数ポートで充電をすると接続時に出力調整のため充電が一瞬切断される瞬断が発生する。
NovaPort TRIOⅡ 67WにはNovaSafety2.0とかいう技術が搭載されているらしくこの瞬断がほぼ発生しない。上述のNovaIntelligenceと並列してこういうことができるのはすごい。
瞬断はパソコンやスマホに無駄に負荷がかかってそうで気分はよくない。ディスプレイに給電をしている場合には一瞬画面がオフになることになる。出力自動振り分けと同じく地味な機能なのだが細かいところがうれしい仕様だ。
ただしUSB Type-A使用時には適用されないらしいのでやはり基本的にUSB Type-Cの2ポートで使用しておくのがよさそうだ。
なぜか角ばっている部分があるのは気になる


基本的に角は丸まっているのだが、なぜか2か所だけ角ばっている角がある。おそらくこれだけのサイズに収めるうえでどうしても角ばらざるを得なかったのではないかと推察するが、なんかここだけ触っていると痛い。踏んだら痛そうなかんじの角ばり具合である。
使用上困ることはない部分だが、手に持つたびにちょっと気になるので今後改良の余地はありそうだ。
耐久性は今後要検証


上述の通り前モデルを使っていた際は1年以内にプラグの折りたたみ部分が破損してしまい、保証期間内の無料交換をお願いすることになった。
以前CIOは壊れやすいというレビューも見られたため不安が残る部分である。
充電器をはじめとするガジェットというとAnkerやUGREENが思い当たる。保証期間については2025年1月現在でAnkerが18か月、UGREENが24か月となっているためCIOはその中だと保証期間が短いところも気になる。
CIOは日本の企業であるため国内企業としてしっかり品質改善してくれているといいのだが、今後使い続けてみて判断したいところだ。
ただとはいえ小型軽量でこの機能には満足しているし、半年強使った段階では特に不具合はないのでしばらく買い替えることはないと思う。



