モバイルバッテリーは持たない時代になってきている。モバイルバッテリーの主要な利用目的であるスマホの充電が1日保たないみたいな時代はもう前時代。最近のスマホは余裕で一日保つ。
しかも最近はモバイルバッテリーのレンタルサービスが拡大してきている。コンビニや駅ナカでモバイルバッテリーのレンタルステーションを見ることも増えた。中国なんかだと数m歩くごとにレンタルステーションを見かけるほどに広まってる。
そんな時代の中にあって俺は2024年の7月に大容量モバイルバッテリーであるCIO SMARTCOBY TRIO 20000mAh 65Wを買った。なんでこの時代にそんな重たい大容量モバイルバッテリーを買ったのかという話と合わせてこのバッテリーをレビューしていこうと思う。

おいらーです。経営コンサルタントとして働く4年目のサラリーマン。あまりの仕事量に効率化に目覚め、仕事の効率化・家事の効率化を模索し続けている社畜。X(Twitter)やってます。
外回りの多いサラリーマンはパソコンを充電したい
リモートワークから出社への回帰
コロナ禍によってオンライン会議がデフォルトになったが、最近リモートワークを縮小する企業が増えてる。やっぱサボってる人が多いってことなんだろうね。サボりたいよな、わかる。
そんなわけで対面で会議をすることが増えてきたんだ。当然クライアントワークの俺は客先に出かけることがどんどん増えてる。
移動や出張が増えると充電が保たない
客先に出かけることが増えると移動や出張が増える。その移動時間ぼーっとしているわけにはいかない。そんなことをしていたらいくら時間があっても足りない。
だから移動時間もパソコンを開いて作業する。客先でもそのパソコンを使って資料を投影したりメモを取ったりする。そうすると充電がどんどん減っていく。
充電できる場所が少ない
だから出先で充電したいのだが、充電できる場所はそう多くない。
例えば新幹線だと車両にもよるが窓際席しかコンセントがないことも多い。最近インバウンドの観光客が爆増していたり出社回帰で同様に移動するサラリーマンが増えてたりするからか窓際の席が全然取れない。
カフェで充電するという手もあるが、情報漏洩のリスクがあるから避けたい。覗き見防止フィルムは貼っているが流石にカフェはリスクだし、そもそもカフェに寄ってる時間はない。
一般的なモバイルバッテリーはスマホ用の出力しか出ない
かといって一般的なスマホ用のモバイルバッテリーをそこら辺で借りて充電することもできない。というのも出力も容量も全然足りない。出力が足りてないバッテリーからの充電は危険だから絶対NGだ。
そんなわけで俺にはパソコンを充電できるモバイルバッテリーが必要だと考えた。
SMARTCOBY TRIO 20000mAh 65Wはパソコンも充電できる


CIOのSMARTCOBY TRIO 20000mAh 65Wはその名の通り65Wで出力ができる20000mAhの大容量モバイルバッテリーだ。
65Wで出力可能なのでオフィスで使うようなパソコンであれば余裕で充電できる。これで充電が切れてしまうかもしれないという恐怖と戦う必要がなくなる。
大容量バッテリーの中ではコンパクトなサイズ感


大容量バッテリーというとびっくりするほどでかいイメージがあったが、SMARTCOBY TRIOは思ったよりコンパクトだ。
分厚さはさておき、クレジットカードより一回り大きい程度のサイズ感なのでカバンの中での収まりがいい。


コンパクトな中にも3ポート搭載


コンパクトであるのにポートは3つもある。USB Type-Cが2つ、Type-Aが1つだ。
便利ではあるがモバイルバッテリーは外出中の緊急電源なのでポートを複数使うことを重要視してるわけではない。外出先のどうしても充電したいシーンでスマホもパソコンも同時に充電しなきゃいけないシーンはそんなにないから別にポートは3つもいらない。
複数ポートを使う際にはNovaintelligenceで出力を最適配分してくれるという機能も付いているが、これも上述の通り別になくてもいい。
残量表示は別にいらない


ポートの横にはバッテリー残量を表示する画面がついている。充電中は常に残量が表示されるほか、サイドのボタンを押せば現在の残量が表示される。


残量表示も便利ではあるのだが別になくてもいい。電池残量を示す3段階か4段階のランプがあればそれで十分だと思う。
ただやっぱり重い


コンパクトなモバイルバッテリーではあるが、重量からは逃げられない。これ一つで335gもある。スマホ2つ分くらいの重量である。やはりリチウムイオンバッテリーである以上重量はどうやってもそれなりのものになってしまう。
常に持ち歩こうとはならない重量感である。
シックでシンプルなデザイン


見た目は非常に高級感がある作りとなっている。表面はマットなブラックでシックな雰囲気がある。余計なデザインもなくスマートに使える感じになっている。
バッテリーには重要な安心感


モバイルバッテリーと言えば発火や爆発の危険性が気になる。発火や爆発が怖いので怪しいメーカーのものは使いたくない。
その点CIOは新興企業ではあるが国内のメーカーだ。製造場所は中国にはなっているが、こういうのはちゃんとしたところに製造を発注して品質管理がされているかが重要なのでその辺はしっかりしてくれているんじゃなかろうかと期待している。
少なくともこの手のガジェットに多い謎の中国メーカーに比べると安心して使えると思っている。保証はできない。
インテルのCore Ultraによって不要になるかもしれない
ここまで俺が大容量モバイルバッテリーを買った理由とCIOのSMARTCOBY TRIOのレビューを書いてきたが、実は状況が変わってきている。
というのもインテルが2024年に発売したCore UltraシリーズというCPUがめちゃくちゃ省電力なんだ。


これまで省電力のCPUというとMacBookのM1チップが印象的だったがここにきてインテルが省電力なCore Ultraを発売したことでWindowsにも省電力PCの波が押し寄せている。
Core Ultraが発売されたタイミングで会社のPCも私用のPCも買い替えを検討していたこともあり、どちらもCore Ultraにしてみたが、実際すごい省電力だ。ここで詳細に触れることはやめておくが、省電力に特化したUシリーズでバランス駆動させると8時間、パフォーマンス特化のHシリーズでも4時間もつという驚異の省電力だ。
ここまでバッテリーがもつようになるならもう大容量モバイルバッテリーはいらないんじゃないか?と思っている。現状全く充電ができない状態で働くことがある特殊なプロジェクトを担当しているのと、趣味のカメラにも使うのでキープするが、手放す日はそう遠くないかもしれない。